かいぼり2011後日談
トンボ池のかいぼり後、再注水をしました。が、どこかで漏水しているらしく満水になりません。接着が剥がれた遮水シートの隙間にペルプラグ(ベントナイト)を詰め込み応急処理をしました。点々と見える石やブロックは、ひきがえるさんによる補修です。
トンボ池のかいぼり後、再注水をしました。が、どこかで漏水しているらしく満水になりません。接着が剥がれた遮水シートの隙間にペルプラグ(ベントナイト)を詰め込み応急処理をしました。点々と見える石やブロックは、ひきがえるさんによる補修です。
駆除したザリガニの呪いか、雨で延期になっていたトンボ池のかいぼりを本日実施しました。上の写真は事前に準備した副資材です。
作業前のトンボ池。水槽中央付近がコケているのは震災の影響。これもかいぼりに合わせて修復します。
新たにボランティアメンバーに加わったkaerulandさんお手製の看板。
本日の収穫はザリガニ159匹。意外と少なかったような。
だいぶ池の底が見えてきたところで、本日の作業は終了。いやはや、皆さんお疲れさまでした。
しかし、前回のかいぼりから数年が経過したからかクチボソまで湧いていました。一体誰ですか、こんなの投入したのは(冷汗)
除去した汚泥の放射線量を測定しましたが、一応平常値。ヤレヤレ、何でこんな事心配せにゃいかんのだ(溜息)
上の写真は復旧前に撮影した池の様子です。(Sさん提供) 2011年3月11日の震災は池袋の森にも少なからず被害を与えました。建家への影響は無いものの、池の中のプランターや保護水槽の台座が崩落し、多少見苦しくなっています。折しも5月2日にTV曲の取材が来るというので、急遽補修を行いました。上の写真は補修前の様子ですが、ご覧のようにプランターが崩れています。またヤゴの保護水槽については石の台座が崩れ傾いています。
まずはプランターの復旧。衣装ケースの上にプランターを不安定な状態で乗せました。暫定復帰しましたが、樹脂は力が加わった状態が続くと長期的にはもっとしっかりした台座を準備しないといけないかもしれません。
ヤゴの保護水槽も復帰。看板も水没していたので元のように戻しました。
アサザやサンカクイのプランターも復帰。ただしアサザはほぞ水槽外は一株を残して全滅していました。やっぱりザリガニの駆除を優先しないといけません。何とかならないかなあ。
水底をひっくり返したので、餌となる落ち葉が浮き上がってオタマジャクシ連中が狂喜乱舞。
池袋の森に住まう地域猫は、相変わらずマイペース。この猫はカメラ嫌い、餌やり人間大好き。(笑)
人間連中は夜(昼?)のネオン街へ消えていきました。またカエル上陸後にまた池掃除をやりましょう。
蛙合戦から一夜が明け、メダカ池にヒキガエルの卵が産み落とされていました。まだ間も無いため、白黒の動植物極が分かれています。過去のエントリーで同じ段階のアカガエルの卵を撮影した顕微鏡写真がありますので、ご参考まで。
人生とは重き妻に背負われて×2。(苦笑)
みぞれが降る中、続々とヒキガエルがメダカ池に集ってきました。人が近付くと水中へ潜ってしまいますが、水底のカエル連中を数えると20匹以上です。まだまだ互いに牽制している様子。
しかし日中でも当然水温は冷たいのですが、そんな水中でものんびりいい湯加減といった表情。
夜になると、さらに続々とヒキガエルが集結してきます。
湯加減チェック中。
人生とは重き妻を背負って... (逆)
ちなみに最後二枚の写真について、撮影協力はこちらの住人です。
先日のエントリーに書いた稲刈り遠足ですが、農家の方のご厚意で田んぼの土をひとすくい分けて頂きました。目的はミジンコの休眠卵が土の中に混ざっている事を期待して、その培養水槽を一つ立ち上げることです。何が出てくるかは、こうご期待。
とりあえず捕獲された「ザリガニマザー」。腹部の卵がキャビアみたいでしょう。誰か試食する勇者はいませんか? 一応無農薬有機養殖です。(笑) あ、PCのマザーボードじゃないので念のため。(空耳対策)
池の現状は至って平穏。浮き草も極端に食い荒らされることなく、今年のかいぼりは保留になるかもしれません。やはりザリガニ等の甲殻類は高温に弱いらしく、私の部屋に置いてある水槽のエビ類も全滅してしまいました。おかげで下宿のクーラーは不在中も連続運転。「ここはマシンルームかよ」という18℃設定で過ごしています。早く涼しくなって欲しい...
ザリガニに代わってお魚キラー(捕獲用のトラップ)に引っかかるのがヤゴ連中。何とか彼らを池へ戻さないとという訳で、中央部の隔離水槽へ入れる事になりました。
笑っちゃうぐらいちゃちな道具です。そう言って許されるのは私が即興で作ったから。(笑)
ひしゃくの部分はおでんのプラケースです。何はともあれ目的は達成したので、めでたしめでたし。
そうそう、お受験対策エピソードはトラックバック先に書いてあります。ザリガニもこんなところで役に立つんだなと妙に納得。親は必死ですよね。私も今になって両親の苦労を実感していますので、最大限のご協力をしました。
上の写真は二週間前のエントリーに書いた二個目の巣。大体20cm程度の距離で撮影していますが、全く無視して営巣をしています。育房数も前回の撮影時から三割り程度増えているようでした。
ところで最初に発見したヒメスズメバチの巣ですが、三週間前に巣を撮影して以来女王蜂の姿を見かけていません。前回の写真をよく見ると、育房が糸で塞がれていて違和感を感じます。
女王蜂が姿を見せず、営巣放棄と思われたので蜂の巣を軒下から取り外し、プラケースの虫かごに入れて待つこと一週間。何と出てきたのは上の写真「ウスムラサキシマメイガ」の成虫。スズメバチやアシナガバチが普通狩りをするのは芋虫など蝶や蛾の幼虫です。それらが逆に蜂の巣に寄生し、幼虫や蛹を餌にしてしまうなんて生態があるなんて驚かされました。まさに「狩られる者達の復讐」。とても興味深いです。
これは成虫が羽化した後の蜂の巣。虫かごの中で飛んでいた成虫を数えると、20匹以上でした。
巣をよく観察すると、既に表面には卵が産み付けられていました。これ以上観察を続ける勇気も無いので、庭に投棄しました。知れば知るほど、おぞましい生態。でも、これぐらいの暗黒面は参考にしてもいいような気がします。(笑)
上の写真は二個目の蜂の巣。どうやらアシナガバチのようです。50cm程度の距離でも無反応だし、しばらく様子を見ます。
ところで最初に見付けた蜂の巣ですが、ここ数日女王蜂を見かけません。どうしたのかな?
先日のエントリーに書いた蜂の巣ですが、今のところ女王蜂が一匹で世話をしています。写真を撮影した夕刻18時頃には、その姿が見えませんでした。
ところがすぐ近くの軒先に二つ目の蜂の巣を見付けました。蜂の種類は不明ですが、働き蜂もいるようで巣の手入れに余念がありません。しばらく観察を続けます。(笑)
田んぼを後にし、運動不足(ろくすっぽ田植えしなかった)園児を放牧するため、バスは「茨城県フラワーパーク」へと立ち寄ります。ここでのイベントは地図に記されたマークを頼りに先生方を捜すスタンプラリーでした。困難先取りということで、一路入り口から展望台のある丘の上を目指します。上の写真は、その展望台から撮影した「筑波山」。そう言えば奥多摩からも見えていました。
丘の上にある万葉歌碑に記された「筑波嶺の さ百合の花の夜床にも 愛しけ妹ぞ 昼も愛しけ」と、その解説。単身赴任は万葉時代から続く日本の伝統です。Wikiの解説が面白かったのでリンクしておきました。英語であえて表現するとしたら?
あまり期待はしていませんでしたが、衛星からの見通しが良かったのかGPSで移動ルートを記録することができました。よく見ると丘の上まで二回往復しています。スタンプゲットにかける園児の執念は凄まじいという事を思い知らされました。(笑)
昼食後は近くの田んぼを散歩します。ピンセットや金魚袋は持ってくるのを忘れてしまいました。
上の写真は「トノサマガエル」。体調は3cm程度。
上の写真に写る彼は「トウキョウダルマガエル」? トノサマガエルとは混同されやすいとのことなので、詳しい方の鑑定コメントをお待ちしています。(笑)
お馴染み「ニホンアマガエル」。私にとってカエルとは緑のアマガエルやシュレーゲルアオガエルです。
最後は農家の軒先に置かれたカエルの石像。彼のモデルはダルマガエルかな?
三女が通う保育園の遠足イベントで田植えに行ってきました。場所は筑波山の南東に位置する茨城県かすみがうら市。
上の地図は持参したGPSによるルート記録。今回はチャーターバスなのでお気楽な日帰り旅行です。往路は特にトラブルも無く順調そのもの。バスの中では少しばかり眠ってしまったような。
今回田植えをする田んぼでは合鴨農法を実践しているとか。農家の庭先では合鴨の雛が保育園児にもみくちゃにされていました。秋には稲の収穫イベントもあるとかで、心の中で鴨鍋を想像してしまいます。(笑)
この手の実技が得意なのは次女。一応裸足で田んぼに入るのは平気です。保育園児は一歩踏み込むのがやっとでした。まさに阿鼻叫喚。
こんな単位で稲を受け取ります。二三本まとめて親指中指人差し指の三本で持ち、第二関節まで泥に埋めてから「くいっ」とひねるとか。
今回田植えをした努力の結果が上の写真。一応手当の後、ネットを張って合鴨を放すそうです。
田んぼの脇にはビニールハウス。その中には育苗箱が並んでいました。
発電用風車も二基。何に使っているのでしょうか?
三連休は千葉の南房総にある両親宅に滞在しています。上の写真のように、近所の空き地はツクシが大量に生えていました。春らしい季節の味覚です。
ところが先日弟から連絡があり写真を掲載したメダカ池ですが、カエルの死骸のせいか水の腐敗が進んでいました。また産み落とされた卵も、この影響で腐卵になってしまったようです。元気の無くなった水草を取り除き掃除をしました。メダカ、ミナミヌマエビ、そしてヤゴは健在です。
また、同じ敷地内の別の場所にある池ですが、ここでは大量のオタマジャクシが泳いでいました。こちらから元気な水草をメダカ池へ移植すると共に、一部のオタマジャクシを移しておきました。自然はこんな事でもリスクヘッジしているようですね。来年から池で死んでいるカエルは引き上げて土葬にしたいと思います。
千葉県南房総の和田町は現在関東で唯一沿岸捕鯨が行われている漁港があり、外房捕鯨株式会社が鯨の捕獲と解体を行っています。私は学校給食で鯨を食べた世代であり、北米滞在中には現地人と日本の捕鯨が話題に上ったことから現場を一度は見てみたいと思っていました。
8月16日の鯨解体情報はこちらのエントリーで告知がありました。お盆休み中初日は朝4時からの作業開始ということで全員起床できず、何とか二日目2009年最後の解体を見学することができました。今回の解体対象は老齢のツチ鯨。性別はオスだそうです。
上の写真左側は捕獲した鯨の頸椎、右はDNA鑑定用の検体だそうです。和田港で解体を行っているツチ鯨はIWCによって保護されていない沿岸種ではありながら、資源保護の観点から捕獲した鯨の記録を行っているとか。当日は海外からの見学客も多く、英語で説明している日本人の方(一般の見学者?)もいたようです。
上の写真は皮の部分。鯨の刺身等に調理します。
鯨の本皮が切り分けられた後、赤身の肉が処理されていきました。それにしても一片の肉が巨大。そう言えばアーサー・C・クラークが「海底牧場」を発表したのは数十年前。現在の反捕鯨風潮を見て作者はどう思うのでしょうか。(笑)
上の写真は解体場を対岸の防波堤から見た様子。それにしても、給食で食べた鯨の竜田揚げが懐かしく思えてきました。
人の多い週末を避け、木曜の夜に再度ホタルの写真撮影に出かけました。見に来た人の話では今日は飛ぶホタルは少ないとのことでしたが、人が少なかったのでゆっくり撮影できました。撮影条件は前回と同じです。
弟からHDR-XR500Vを借り、メダカ池の上陸カエル連中をNightShotで撮影してみました。彼らは日中に池近くの草むらで盛んに虫を補食し、夜は敵を避けて水上の葉に集まっているようです。
南房総滞在二日目は毒魚を釣り飽きたので、近所の田んぼへ散歩に出かけることに。
四月に田植えが終わったばかりの水田には色々な生き物が見られます。
例えば上の写真、日本アマガエル。左の写真のように緑の体色や、右のように保護色で茶色っぽくなっている個体がいました。私にとって馴染みのある緑色の小さなカエルは、いくらでも捕まえることができます。
千倉駅方面から来た内房線。外房側でありながら、安房鴨川駅と千倉駅間は車窓から外房側の海を見ることができます。そうそう、この内房線普通電車の113系は窓が開きます。ちょっと危険ですがガキんちょ共のお気に入り。
最後に白子漁港まで歩きましたが、釣りをしている人はまばらでした。タコの仕掛けを堤防から投げている人を見かけましたが、この漁港は底が岩礁なので釣れるかも知れません。今度やってみようかな...
週末南房総の両親宅に出かけた弟から、数年前整備をしたビオトープ池でオタマジャクシが大量に泳いでいるとの連絡がありました。昨年までは見られなかったことです。このまま累代発生してくれるといいのですが。今年のゴールデンウィークは直接様子を見に行ってきます。
そうそう、ヤゴやカエルの保護活動を行っている池袋の森では今年はカエルの産卵が早く、その後寒い日が続き、池には死卵が多く見られたとか。やはり海が近く温暖な南房総は気候変動の影響も少ないようです。
一年前と同じく、羽村市のホタル養殖地を見に行きました。今年はまだホタルがよく見える橋の近くにある街灯が付きっ放しで、ホタルはそれを避けるように遠くで僅かに飛ぶだけでした。一週間後以降が毎年のピークとのことで、またその頃にお邪魔しようかと考えています。
長かった連休も最終日です。母親殿は自分が面倒を見ているじゃがいも畑の手入れに余念がありません。典型的な害虫のニジュウヤホシテントウが結構付いているようです。
上の写真は葉の上で日向ぼっこをしているニホンアマガエル。こちらは虫を食べてくれるので駆除対象外。
こちらはキリギリスの幼生のようです。当初は本で調べてもジャガイモの葉を食べるのか情報が無かったのですが、次女のアイディアで捕まえた数匹をジャガイモの葉と一緒にしておいたところ一晩で葉が穴だらけになってしまいました。今回のようなケースでは、下手に本で調べるよりも実験の方が早く結論が出るのだということを改めて実感。ちょっと頭が固くなっているなと反省です。
去年の2月に掃除をしたビオトープ池ですが、弟が放流したミナミヌマエビが大繁殖しています。メダカも順調に累代発生しているようで、ようやく理想的な環境になってきました。ただし、今年は残念ながらオタマジャクシの姿は見られません。同じ敷地ではヒキガエルが目撃されているので、しばらく様子見です。
昼食後は近くの田んぼへ自然観察散歩です。この時期は既に代掻きが終わり、田植えがぼちぼち始まっていました。ガキんちょ共三人を連れ出しましたが、いずれもカエル捕りに夢中です。全てニホンアマガエルのようでした。
水面を見ると、カエルの卵隗が浮いています。おそらくシュレーゲルアオガエルでしょうか。捕ったカエルは飼えないので、ビオトープ池に放しました。三女は折角捕まえたカエルを逃がすなと、例によって大激怒モードに。(笑)
長らく運用休止状態だったメダカ水槽ライブカメラ"Medacam"再開いたしました。ハード構成等、詳細はこちら。HDDは80Gに増設しています。
毎年恒例のカエル合戦が池袋の森で始まったと聞き、ガキんちょ共を連れて見に行ってきました。詳細はこちらのBlogにお任せするとして、予想以上のカエルの出現振りに驚かされました。
推定100匹はいるかと思われる、ヒキガエルの集団。次女は雄ガエルに抱き付かれて困惑の表情、三女は硬直状態でした。(笑)
今年もお疲れ様でした。>ヒキガエル/アカガエル連中
後の面倒はお任せ下さいな。
遅ればせながら、池袋の森で行われた「KAIBORI 2007」の報告をします。私は最近豊島区への報告会は出席できないので、こんな時こそはとお手伝いをすることにしました。
まず、上の写真は作業前の「トンボ池」。この池からアメリカザリガニを排除するのがミッションです。
池から取り出された水草や汚泥。ここからヤゴ等の注水後に残す生態を選別します。
上の写真は半日の作業後に、すっかり水が取り除かれた「トンボ池」です。ザリガニ多数が捕獲されました。
ヤゴは共食いを避けるため、上の写真のようにフィルムケースに一匹ずつ分けられました。初日は池から取り出した水草があまりにも多く、生態の選別は翌日に持ち越されています。私は野暮用があって顔を出せませんでしたが、会員の皆様お疲れ様でした。忘年会で盛り上がりましょう。(笑)
何が心の琴線に触れたのか知りませんが、突然長女が釣りに行きたいと言い出しました。やっぱり子供のモチベーション管理は大切です。私も釣りは嫌いではないし、これを言い訳に近場へ釣りに行くことにしました。
とは言っても私は時間的に不自由な身、車を使って以前釣りをした本牧近辺(2001年5月と7月)まで足を運ぶというのも難しそうです。色々検討した結果、江東区の住吉近辺でハゼを狙うことにしました。
午前中は道具を揃えるのに費やしたので、昼過ぎ移動で住吉駅から歩いて5分の横十間川へやって来ました。ポイントの猿江恩師公園横、本村橋の下流側です。上の写真では右側にある木製遊歩道から竿を出しました。釣りをしていると近くの学校と思われる漕艇部のボートが川面を通過していきます。のどかな風景でした。
ハゼ天秤に付けた針に青イソメを付け、仕掛けを投げ込むとすぐに当たりがきました。私はかなり適当ペース、長女は穂先を見つめて真剣勝負モードです。上の写真は、長女が釣り上げた二匹目の釣果(一匹目は私が釣りました(^^v )。
結局ダラダラと釣りを続け、16時過ぎには帰宅しました。本日の成果はハゼ18匹で、この時期にしては少ないのですが、私の真剣度が低かったので仕方ないのでしょう。長女は満足そうでした。
頭とワタを取って、ハゼの彼氏/彼女らはから揚げに。泥臭さも無く、おつまみとしては最高でした。ちょっと数が少なかったなぁ... 秋口にはリターンマッチの予定です。
先日のヤゴ救出作戦2007で保護したヤンマのヤゴですが、家の屋外水槽で無事にトンボになって飛び立っていきました。私は二匹とも寝坊で羽化は見られませんでしたが、抜け殻だけが水槽に立てた小枝に残っていました。
先日のエントリーに書いたように、羽村市へ再びホタルを見に行ってきました。当日はEOS D60に加え、GITZOの三脚、電子レリーズ持参のフル装備です。
上の写真は20:00撮影。(ISO400, 30sec露光)
もう一枚は20:09撮影。(ISO400, 30sec露光) どうも対岸のゴルフ場の照明や、雲に反射する近くの工業団地の照明が意外と周囲を明るくしています。ホタルが見られる場所へは三々五々人親子連れが来ていました。
さすがに地元でもホタルを見たことがある人は少ないのか、周囲では面白い会話が聞かれました。
親: 「ホタル、あまり光らなくなっちゃったねえ」
子: 「電池無くなってきちゃったのかなあ」
親: 「(苦笑)」
あと、ホタルに触ろうとした子供には。
親 :「ほらっ、触ると熱いよ!(笑)」
子 :「えっ!(本気で手を引っ込める)」
親 :「(爆笑)」
この子供達が勉強して本当の事に気付くのはいつの事なのでしょう。
昨年に引き続き、長女の通う小学校でプール清掃の日を教えて頂きました。今年も懲りずに保護者有志でプールの水生生物を保護すべく網を手に豊島区某所の小学校プールへ集結することに。去年の様子はこちら。
今年はプールの排水と前後して雨が降ったので、水深が結構深くなっています。ただし、今年は二回目。また、参加者も大人4名、子供7名と倍増。さらなる成果が期待できました。
上の写真は捕獲したヤゴの中でヤンマを隔離した水槽です。今年は去年とは異なり、ヤンマのヤゴが25匹も捕獲できました。他にはシオカラトンボ/アカトンボのヤゴが多数。彼らは参加者に引き取られていきました。今年はプール終了後に葦のイカダを浮かべるという話しもあり、来年はさらなる成果が期待できそうです。
千葉の両親宅から国道と線路を越えて山側へ行くと、のどかな水田風景が広がっています。電車から眺めたところ、水田は既に水が張られているようです。ガキんちょ共の自然学習を兼ねて、付近を散策することにしました。
踏み切りの向こう側に見えるのは典型的な里山の風景。連休中ながら田植えの真っ最中です。
用水路ではメダカも泳いでいました。天然もの? と思いましたが、ヒメダカも混ざっているので放流したものでしょう。水際の草にはイトトンボがとまっています。
田んぼ周辺を歩くと、足元の草むらからアオガエルがぴょんぴょん飛び出してきます。次女はこの手の生き物には目が無いので、いつの間にかカエル採り大会に。30分程で小さなプラケ水槽は18匹のニホンアマガエルで一杯になりました。水田をじっと目を凝らして観察してみましたが、オタマジャクシはほとんど見られません。
カエル達は観察の後、ビオトープ池に放すことにしました。彼らには、無農薬の水辺で元気に過ごしてもらいたいものです。
各地で夏日を観測した4月最後の日。池袋の森10周年記念の二日目になります。昨日に引き続き風邪気味で体調は良くなく、ちり紙を片手に鼻水を拭いながらの参加となりました。
昨日のエントリーでは紹介できませんでしたが、私が展示として準備したのはメダカやカエルの発生観察。それ以外に何か顕微鏡で見せられる生体は無いものかと探した末、池から掬ってきたミジンコをファーブルフォトで見てもらえるよう準備しました。全体を通して会の展示は概ね好評で、二日間で合計90名近い入場者がありました。
ところで、昨日会の代表白石さんが予告したとおり、管理人室前の水槽でヤゴが羽化していました。トンボの名前はクロスジギンヤンマ。昨年秋、我が家の外水槽から羽化したトンボと同じ種類です。
昨年夏に立ち上げた屋外のビオトープ水槽ですが、最近の気温上昇に伴う水の汚れが気になったため掃除をすることにしました。水槽にはペットボトルの鉢に入れたアサザやサンカクイを沈めていましたが、アサザは新芽が出たもののサンカクイはモヤシのような新芽が一本出ただけです。明らかに光量不足のようでした。
とりあえず上の写真のように鉢を一つにまとめました。生体の点呼を取ってみましたが、大きく育ったクロスジギンヤンマのヤゴは生存していたものの、メダカは全滅でした。やっぱりメダカはヤゴに食べられてしまったようです。そう言えば、別の一匹は昨年10月に餌のやりすぎか早々に羽化してしまいました。
また、二週間前新たに投入したヒキガエルのオタマジャクシは水槽の壁面に着いた茶苔を食べて元気そうでした。彼らも前足が生える前に回収しなくては...
私にとってカエルと言えば、緑色で小さなアマガエルやアオガエルを思い浮かべます。それは千葉の両親宅(元々は祖父母の別荘)で子供の頃によく見たカエルだからでしょう。池袋の森で見かける、ヒキガエルやアカガエルは、どうもご縁がありませんでした。
ビオトープ池の周囲で耳をすませていると、周囲でシュレーゲルアオガエルと思われる鳴き声が聞こえます。しばらくじっと池の周囲を観察していると、上の写真のような抱接カップルが現れました。
上の動画は池の近く、土の上で孤独に泣いていたシュレーゲルアオガエルです。(4/9追記)
こちらは池の縁で孤独に鳴いていたシュレーゲルアオガエル。次女の手の上で写真をパチリ。
すぐに逃げられてしまいましたが、ニホンアマガエルも現れました。目の前後にある褐色の縞が目印です。
6週間前のエントリーに書いたビオトープ池ですが、2週間前トンボ池から回収したヒキガエルの卵塊をバケツ半分ほど投入しました。やはり南総は暖かいのか、今日の時点でオタマジャクシの姿で泳いでいます。
メダカも暖かくなったせいか、水面近くを元気に泳ぎまわっていました。じっと見ているとメダカの繁殖行動(オスがメスの下で旋回する)が見られます。すっかり春ですね。
中央の蓮台では、大量のオタマジャクシが藻を食べています。掃除をした時点では、ほとんどコンクリートが剥き出しでしたが、日当たりが良かったせいか藻が繁茂し餌に不足は無いようでした。
オタマジャクシは上陸前に何とか回収し、トンボ池に戻す予定です。回収できなかった場合も、池の周囲からはスイセンの葉が水面に垂れているので無事に上陸できると思いますが、念のためレンガで陸地を作っておきました。
ヒキガエルの卵観察が一段落し、室内の水槽の中ではオタマジャクシが活発に泳ぎ回っています。一方池袋の森に設置した隔離水槽ですが、本日卵塊を受け取るついでにの様子を見ると、ようやく一部が二日目の状態のように卵塊から卵が脱出している状態でした。
また、トンボ池を見ると、さらに卵塊が産み落とされていました。よく見ると、まだ白黒の産み落とされてから間もない卵も含まれるようです。
上の写真は、その白黒の卵を顕微鏡撮影したものです。白い部分は植物極で、一日と経たないうちに黒い部分の動物極に覆われてしまいました。
なお、トンボ池の卵塊ですが、一部を次女が通う小学校に引き取ってもらいました。卒業生(私も)にはお馴染みの、ライオンの口から水が出ている池です。学校便りによると、ここ数年オタマジャクシが見られなくなったとか。子供を取り囲む自然環境が失われたのは大人の責任。何とか回復してくれるといいのですが。
トンボ池から引き取ったヒキガエルの卵塊ですが、一部は顕微鏡観察用にシャーレに入れ、残りは室内の小型水槽に投入してあります。室内の水槽は水温20℃前後のため、一気に卵がゼラチン質の保護膜から抜け始めました。
上の写真は3/11夜9時過ぎに撮影したものです。卵の形状はまだ球形。
そして次の写真は本日3/12夜10時半頃に撮影したものです。球形の卵は一気に成長し、既に動いている個体もいるようです。水温が関係していると思いますが、こんなに一気に成長が進むとは予想外でした。
そして最後はシャーレに取り分けた卵の顕微鏡写真になります。背景が白だと真っ黒な卵は露出不足気味です。シャーレの下に青い紙を敷き、斜めから光を当てると立体感のある写真が撮影できました。発生段階は尾芽胚のようです。体節がはっきりと見え、眼胞らしい部分も形成されていました。
こちらのエントリーで蛙合戦の話を聞き、早速池袋の森へ行ってみました。残念ながら暖冬のため寝起きの悪い連中も一斉に出てきたのか、今年の蛙合戦はわずか数日で終了したようです。土曜日のトンボ池では、僅か数匹のヒキガエルが残るのみでした。
とりあえず今後トンボ池の水を抜くことを考え、卵塊の回収を行いました。上の写真は当日の収穫。バケツ四杯分の新鮮な朝採り卵で今日の晩飯のおかず 今年の繁殖も大丈夫そう。ちなみにこちらのトラックバック先に掲載された写真の手タレは私です。
少し分けてもらった卵塊を、これからしばらく観察してみることします。一部はメダカの卵と同じく、シャーレに取り分けました。
卵塊の表面を保護している透明なゼラチン質の膜は池の汚れが付着しているので顕微鏡観察には不向きです。本来、カエルの卵観察は寒天の中にホルマリン固定した上でスライスして行います。一応今回は生体観察をするという趣旨なので、その膜の中から卵を慎重に分離しました。
久しぶりに引っ張り出したファーブルフォトで卵を拡大してみると、真っ黒なマリモのようでした。上の写真は反射光で撮影したものです。卵が透けて見えることを期待して、メダカの卵観察に使用した透過光源も試してみましたが、全く光を通しません。しばらく二種類の光源を試しながら観察を続けることにします。(大丈夫か?)
熱帯環境植物館を見学した後、折角だからと近くの「ホタル飼育施設」を見学することにしました。距離的には隣駅付近なので、一族郎党タクシーで移動です。
現地に到着すると、Closedの看板が門に掛かっています。開館日をチェックしていたので、おかしいなと思いながらインターホンの呼び鈴を押すと中から担当の方が現れました。どうやら開館にするのを忘れていたようなのですが、ホタルのオフシーズンには仕方の無いことです。(笑)
さすがにオフシーズンということもあって、館内の見学者は私達だけ。ところが、お忙しい合間を縫って施設顧問の山岡先生に詳しいお話を伺うことができました。
上の写真は屋外のホタル飼育温室「せせらぎ」です。建物の中央にある清流を挟んで、岸辺植物が多数繁茂しています。水は循環濾過で、屋外にある1m四方もあると思われる濾過槽と夏場の気温上昇を抑える冷却システムが備わっていました。また、屋内には一日6回のミスト散布と、2回の水散布により空気と土壌を浄化しているとか。気合の入れ方は並大抵のことではありません。
また、屋外にはホタル育成の野外循環池があります。こちらでもホタルは育っているようですが、屋内環境よりは数は少ないとのこと。とても一日では聞き切れる話ではないので、いずれまたお邪魔したいと考えます。(施設の写真撮影については山岡先生の了解を頂きました)
前回行われた豊島区への報告会にて、トンボ池底の泥を除去した後、護岸に設置してある石下の土が移動し石が転落するのを防ぐ必要があるとの議題が出されました。その場で結論は出ませんでしたが、個人的にリサーチした結果、ベントナイトという粘土が池の止水工事用に広く使われているようです。ビオトープの止水にも使われており、土の固定にも使えそうです。生体への影響は少ないとのことでした。
ただし、一般的な形状は微粉末なので扱いにくい材料です。さらに調べると、ペレット状に整形し、膨潤するまでの時間を調整した製品がありました。Webでも注文できるようなので、早速手配して「池袋の森」に持ち込み実際に使えるか試してみました。写真手前の容器に、そのPEL-PLUGというベントナイトの応用製品が入っています。
とりあえずお試しということで、岩の漏水箇所に栓をすることにしました。場所は最後の掻い掘りで大きなザリガニが隠れていた岩の間。ところが、作業に立ち会って頂いた白石さんが穴の奥を探ると、包接したヒキガエルのカップルが潜んでいます。愛し合う彼らには申し訳ありませんが、今回の作業には邪魔なので橋の下へ退場して頂きました。。
土とベントナイトを混ぜ岩の間に押し込み、さらに上の穴からベントナイトを直接投入して水を入れたのが上の写真になります。とりあえず漏水は無いようなので、同じ方法で池の周囲を補修することが可能か次回の報告会で豊島区に打診することになります。
今回、この時期に南総に来た目的の一つに同じ敷地にあるビオトープ水槽の掃除を考えていました。これは母方の祖父が業者に頼んで作ったもので、以前はミズカマキリやヤゴが生息する素敵な環境でした。ところが金魚やドジョウが放されるようになると、いつの間にか水棲昆虫の姿を見かけることが無くなってしまいました。それを何とか取り戻そうというのが、今回の作業の目的です。
作業をするのは私だけなので、機械力に頼ることにしました。近所のホームセンターで寺田ポンプのSP-220を購入。工事用の汚水も吸い上げられるタイプです。
上の写真は掻い掘り前の様子。水草はとりあえず手で除去し、金魚やドジョウは水を減らしつつ捕獲しました。
やはりというべきか、水を入れてから20年近く経過しているので底の方はヘドロが20cmほど堆積していました。ポンプの目詰まりを除去しつつ清掃を完了したのは3時間後です。
上の写真は清掃後の様子。今日の作業は井戸水を注水し、温度合わせのためメダカの入った袋を水面に浮かべたところで日没終了となりました。
先日のエントリーに書いたように、発注漏れのレギュレータが到着しました。何はともあれ、一応CO2を添加できる環境が整ったので以下に紹介します。
上の写真は炭酸ガスボンベに汎用CO2添加用レギュレータを専用アダプタ経由で取り付けた様子。その先には電磁弁があり、耐圧チューブ経由で低流量スピードコントローラ(略してスピコン)へと配管しています。実はまだ電磁弁のOn/Offタイマーが無く、エアレーションポンプと電磁弁の交互切り替えができていません。
スピコンの調整に苦労しながら、何とかパレングラスからCO2の細かい泡が立ち昇り始めました。これでリシアも育つかな。それともコケコケになってしまうかなと考えながら今日の作業を終えました。
こちらはCO2添加を開始した、日本産水草専用にしようと考えているコトブキの30cmキューブ水槽。ガキんちょ共が好き勝手に餌を投入しているので、ミナミヌマエビが脱皮しまくりです。昨晩は一匹抱卵しているのを見付けてしまいました。ミナミヌマエビの爆殖から崩壊に至りそうな悪い予感がします。(^^;
池袋の森に設置した野鳥の餌台ですが、先月のエントリーに書いたように餌台で野鳥の姿を見かけるようになりました。私は、まだ撮影機材をどういう構成にしようか決めかねている状態ですが、現状報告のためこちらのBlog管理人さんにお願いしてBlog掲載や画像掲示板投稿用の写真を分けて頂きました。
上の写真はメジロです。目の周囲にある白い模様が何ともキュート。渋谷周辺でも、この鳥に似たメイクをしている女性を見かけます。撮影環境は、こちらのトラックバック先エントリーを参照してください。
こちらはヒヨドリ。うーん、他人の写真を見てしまうと俄然自分も撮影環境を整えたくなってきました。私の一眼レフは弟から格安で買ったお下がりのEOS D60。それに手振れ防止機能付きの300mm望遠を奢ろうか、それとも持ち歩き用デジカメのFinePix F10にデジスコアダプターを付けフィールドスコープという構成にしようか。結局、あれこれ検討している段階が楽しいんですよね。(費用発生も無いし)
何の気の迷いかCO2添加設備一式を備えつつあります。どうせ始めるなら一気にと、ビール用炭酸ガスボンベ(通称ミドボン)を使うセットアップにしました。
炭酸ガスボンベは、ご近所の「カクヤス」にて調達。5kg充填品で\7310-です。内訳は保証金\5000-、ガスの充填料金\2310-。小型ボンベを数ヶ月間隔で買い換えるより、かなり安いランニングコストでCO2添加が可能です。また、レギュレータや電磁弁は、「WATER PLANTS WORLD」で買い揃えました。第一陣の商品が到着したのですが、何と小型ボンベのレギュレータが発注漏れ(私のミス)で、ただ今再発注をかけているところです。(^^;
複雑な身辺事情を反映して、池袋の森でカエル産卵水槽の立ち上げをお手伝いすることになりました。家で余っているアクア関連機材+αを供出して、屋外水槽のエアレーション環境を整えることに。
まずはフィルタとして、自宅不良在庫の水作フィルタを提供。写真左はニューフラワーDX。屋外ビオトープを太陽電池電源のポンプでエアレーションしようと購入したものです。写真右はスリムエイトミニ。こちらはバケツ+電池ポンプでの生体移動用に使用していました。
ポンプは静音で定評のある水心SSPP-7です。屋外用ではないのですが、トンボ池の木製ポンプカバーの中に入れ、防水しました。我が家で一番の古株ポンプです。
エアレーションのセットアップ以外に、自宅で余っている水草を取り分けるための水槽を準備しました。水草を購入した際に商品が入っていた単なる発泡スチロール容器です。公園管理室の外に置いてありますので、必要な方は管理人さんか腕章を付けた「池袋の森を考える会」会員の方にお声がけ下さい。基本的にマツモのみですが、ご自身が必要な分だけにお願いいたします。(笑)
アカガエルの産卵時期が間近に迫り、ザリガニ駆除のため水を抜いた池袋の森・トンボ池の代用が必要です。昨日、こちらのBlog管理人の方が産卵水槽を設置していました。
私も少しご協力ということで、水草を少々寄付。今日の午前中に、我が家で余っているマツモを投入してきました。昨日入れたのは水道水とのことなので、マツモの肥料と濾過能力立ち上げのため、家のメダカ水槽のフィルタの汚泥も追加。今年も無事にカエル連中が産卵してくれるといいですね。
詳しくはこちらを参照してもらうとして、本日「池袋の森」にてヤゴ隔離水槽を移動させ、その下の泥を除去しました。
前回行った掻い掘りの続編とも言うべき作業ですが、まず隔離水槽と泥の間で見つかったのは上の写真、アカガエル。寝込みを襲われて、いかにも不機嫌。取り急ぎ関係者による写真撮影の後、退場願いました。
結局アカガエルを保護した他、ザリガニは大小合わせて20匹を捕獲しました。隔離水槽の下になっていた汚泥はまだ水を多く含んでおり、ザリガニはそこに深い穴を掘って生き延びていたようです。さらに泥の乾燥を促進するため、ヒシャクの届く位置に防水ゴムシートまで達する穴を掘りました。
長女を渋谷の児童館にドロップした後、昼食までの間に雨水が溜まっているという「トンボ池」へ様子を見に行くことにしました。実際現場へ行ってみると、昨日池袋の森を考える会のメンバーが雨水の掻い出し作業をしたとのことで、かなり水が減っています。何はともあれ私も少しお手伝いと、掻い出し作業にあたって投入されているお魚キラーを引き上げてみました。
聞いていた話どおり、お魚キラーにはザリガニ大×1匹と小×5匹がかかっています。まだまだザリガニは残っているようですが、大を手にとってびっくり。何と孵化した稚ザリガニをお腹に付けたメスでした。米粒のように見えるのが稚ザリガニになります。
ちなみにアメリカザリガニの繁殖期は夏。稚ザリガニは、ある程度の大きさになるまで親のお腹で成長するそうですが、まさに親離れ寸前の状態です。
このままでは親子共々駆除対象となってしまうので、親から離れてしまった数匹を引き取ってきました。生き延びるかはわかりませんが、しばらく我が家のザリガニ水槽で育てることにします。
水槽投入前、久しぶりにファーブルフォトで顕微鏡写真を撮ってみました。ピンセットを近付けると、いっちょまえにハサミを振り上げて威嚇します。
冷たい雨の降る土曜から一夜明け、東京の空は綺麗に晴れ上がりました。バケツその他の備品を買うついでに池袋の森へ顔を出すと、トンボ池には雨水が溜まっています。同じ時間帯に池袋の森へ来ていたKさんと意気投合し、ちょっと体を動かすことにしました。
ヒシャクで水を汲み、バケツでその水を排水路に捨てる二つのタスクを交代しながら、管理人さんが休憩時間に入る11時前には雨水はすっかり無くなりました。いやはや、一人でこなすにはしんどい作業です。
管理人室前で休んでいると、ユリノキからはらはらと落ち葉が降ってきます。折りしも今日は木枯しが吹いたそうで、同じ公園のイチョウからは銀杏が音をたてて落ちていました。
そういや公園のトイレに上のような見慣れない注意書きが。管理人さんの話では、昼間トイレに二人で入ったアベックが一時間ほど出てこなかった事があったからとか。やっぱり一番面白いのは人間の行動ですかねえ。
かいぼり作業直後に予定されていた区への報告会が行われました。区が懸念していた悪臭等に関する苦情は無いとのことでしたが、今後池から搬出を予定している汚泥の処分方法が検討課題となっています。
肝心の池はというと、汚泥からの水分滲出が止まりません。ザリガニの完全駆除を考えると隔離水槽下を完全に乾燥させる必要があります。区への報告会の中で、その部分の乾燥を促進させるため水槽の周囲に水抜き用の溝を掘ろうという話になりました。
とりあえずメンバー三名で土木工事を行った結果が上の写真になります。後は各自手の空いている時間に溜まった水を掻い出し、12月初旬に予定している汚泥への除去作業を行う日に向けて準備を整えることになります。
かいぼり作業の当日、作業開始定刻の10時に「池袋の森を考える会」メンバーがログハウスに集合しました。私の同行者は長女。何とか口車に乗せて連れて来ましたがザリガニの捕獲を手伝ってもらおうという目論見です。
管理人室前の伝言版には「KAIBORI 2006」のスケジュールが書かれていました。11月に入り気温もかなり下がってきたというのに、まだザリガニが捕獲されているようです。今日は一体どうなるのでしょうか。
何はともあれログハウスに荷物を置き、作業をどう進めるか作戦を練ることにしました。先のエントリーを見ればおわかりのように、「トンボ池」のヤゴ隔離水槽付近にはまだ水が残っています。今日の作業としてはこの水を除去し、ザリガニについてはできるだけ捕獲し計数することになりました。私は胴付き長靴を履いて池に入りましたが、何分初めての経験なので池の底に溜まった汚泥に足を取られて転びそうになります。一歩ずつ慎重に歩きながら、まずは池に残ったメダカを回収しました。
水の汲み出し作業はバケツリレーにて。池の最深部に容器を沈め、その中に入った水を網で濾しバケツ経由で排水路へ捨てるという作業になります。最初は順調に作業が進みましたが、途中から汚泥によって網が目詰まりし始めました。最後は、いいかげん面倒くさくなって汚泥のまま網でろ過せず掻い出します。
ほぼ池の底が見え始めたのが上の写真。まだ泥の中にはザリガニが蠢いています。ここまで「見える化」がすすめばしめたもの。各自素手やピンセットでザリガニを各個撃破しました。池の乾燥がすすめば自然と死滅してしまう彼らですが、定量的な実績を上げるには必要な作業です。ヤレヤレ...
結局午前中の作業で捕獲したザリガニは、465匹。昼食後の追加作業にて35匹を捕獲し、合計500匹が池から回収されました。バケツの中に入ったザリガニを見て、会長の白石さんは「これがみんなヤゴだったらなぁ...」と嘆いていました。いやはや、本当にそう思います。
上の写真は大きなプラケ水槽に入れた当日捕獲分のザリガニ連中。大体一ヶ月分の駆除数を一日で達成したことになりました。ちょうど良い掻き揚げサイズですが、ちょっと食べ切る自信は無いので近所の熱帯魚屋さんに引き取ってもらうことを考えています。皆さんお疲れ様でした。
いよいよ明日、「池袋の森を考える会」メンバーにより「トンボ池」のかいぼり作業が行われます。長らくザリガニ連中に占領されていた「トンボ池」ですが、ついに最終決戦となりました。
上の写真は排水前の様子。(2006年10月29日撮影) 11/2には豊島区公園緑地課と防災化の合同チームによる事前排水作業が行われました。残念ながら私は立ち会えませんでしたが、当日行われた作業の様子はトラックバック先を参照して下さい。
上の写真は排水から二日後、本日の様子になります。一番水深が深いと言われていた部分は、既にヘドロが堆積していたのか大分浅くなっていました。しかし、ヤゴの隔離水槽付近はその設置時にヘドロを除去したのか周囲は意外と水深があります。そのためヘドロから染み出した水が溜まっていました。明日の作業では、まずこの水を汲み出す必要がありそうです。
水の無くなった池を観察してみると、ヘドロの中に取り残されたザリガニ君は穴を掘ってその底に隠れていました。何と、その底に溜まった水分で乾燥に耐えているようです。他にもヤゴ隔離水槽付近に残った水の中に、ザリガニが大量に集まっていました。これは計測班を組織しなくては...
実際のかいぼり作業はどうなるかわかりませんが、池への再注水は蛙合戦の始まる前。具体的には来年の一月中旬を予定しています。ザリガニ駆除、成功するといいのですが。私も気合入れて頑張ります。
月曜日だというのに夜10時半過ぎに帰宅すると、二ヶ月前に立ち上げたビオトープ水槽の木の枝でトンボが羽化していました。夜も遅いというのにガキんちょ供を叩き起こしてヤゴの羽化を見せ、早速写真撮影開始です。
それにしてもフィリピンから帰国後、ウキクサに隠れてヤゴはどこに行ったのだろうと思っていました。イトメやアカムシをせっせと投入した甲斐もあり、立派なトンボになったものです。水槽も放置が良かったのか、今ではすっかりウキクサとマツモが繁茂し、水棲生物に適した環境になっていたのでしょう。
初めて見るトンボの羽化にしばし見とれていましたが、とりあえず写真撮影開始。下の写真は10時50分撮影のものです。羽は伸び切っていますが、トンボの体はまだ無色です。
下の写真は、その約30分後。体に少し色が付き、黒い筋が見えてきました。
それにしても羽化したトンボは、どう見てもヤゴの抜け殻より大きく感じます。やっぱり圧縮収納(?)されているのでしょうか。生き物って不思議です。
孵化の日は突然やってきました。帰宅後いつものようにシャーレを覗くと、二匹の稚魚がツーツーと泳いでいます。顕微鏡で観察すると、脱ぎ捨てられた卵の殻が漂っていました。
残った卵の中の稚魚は、いつ孵化してもおかしくない程成長しています。最後の動画はこちら。孵化した稚魚も、もう少しで孵化しそうな卵も稚魚水槽に投入しました。これでメダカの卵観察日記も完結です。次回のネタはヤマトヌマエビの繁殖か?
観察日記も無事に三日目を迎えました。日中の室温が高いのか、ちと成長が早いような気がします。本日心臓の鼓動と、卵中で盛んに動く様子を確認しました。
とりあえず動画はこちら。久しぶりにiMovie使ったら、動画の保存方法で迷いました。(^^;
最初で最後に蝉の羽化を見たのは、まだ私が学生のとき。夕方の御茶ノ水駅近く、聖橋横の植え込みでした。当時はデジカメなんて言葉すら無く、その様子は記憶にしか残っていません。
ところが最近、池袋の森でポンポンと蝉が羽化しているという話を聞き、もう一度その様子を見たくなりました。いや、本当はガキんちょ供に見せたかったんですけどね。
夏休みの最終日、夕刻の池袋の森でカメラ(FinePix F10だけど...)を持って張っていました。閉園間近の16時43分、管理人室近くのヒイラギの植え込みでその姿を見つけると、思わず「あっ!」と声が出てしまいます。閉園までのわずかな時間、シャッターを切りながら見とれていました。
デジスコアダプタの再加工品を手に入れ、ようやくファーブルフォトで安定した撮影が期待できる環境が整いました。そこで、手頃な被写体として前回失敗したメダカの卵観察に再挑戦することにします。
上の写真は産卵から約5時間が経過したメダカの卵です。白くぼんやりと見える部分は、メダカの体になる細胞が集まる動物極。反対側の油滴は植物極になります。
前回の課題だった透過光源は白色LEDを適当に使ってでっち上げました。いずれ撮影環境を紹介したいと思いますが、前回の写真より少しはマシに見えますかねえ? (笑)
夏休み初日、上二人のガキんちょ供はカミさんの実家へ。一番下は保育園、カミさんは会社へ行ってしまったので、一人静かな休日を過ごせることになりました。
午前中は最近メダカが減っていると聞いた池袋の森へ。屋外にある人工池の水質には前々から興味があったので、管理人さんにお断りして水質をチェックしてみました。その結果、Phは6.4の弱酸性。アンモニアや亜硝酸塩は問題となるレベルでは無さそうです。最近の気温上昇による水質悪化を懸念していましたが、やっぱりメダカが減っている原因はザリガニによる捕食が怪しそうです。
何はともあれ池袋駅近くで買ったメダカ10匹を寄付してきました。管理人さんと相談の上、上の写真左側に見える浮き草の隔離筏に入れてあります。
そうそう、ペットショップで売っている観賞用メダカは一般的に高価(一匹100円以上?)なので、私はもっぱら肉食魚の餌用として売られているものを利用しています。50匹で千円程度なので、大量に買って群れさせることも可能。(笑) 今回池袋の森に持っていったメダカはこちらの「太公望アクアペッツ」で買いました。池袋の森からは歩いて15分程度の距離なので、結構便利です。
秋葉から帰宅すると、入れ違いでカミさんが出かけてしまいました。三女はどうも外でバイバイをしないと不満らしく、次女を連れ駅の途中まで見送りに一緒に行きます。同行した次女は溜まった図書館への返却本を抱えており、大塚公園内の図書館へ向かいました。
ひとしきり本を読み、何冊か借りるとセミの羽化が見られるのではないかと期待しつつ公園内を散策することにしました。
これはおなじみアブラゼミの抜け殻。園内の至る所で見られます。次女は自分の帽子の中に一杯集めていました。いつも集めては部屋にうっちゃるので、毎年恒例カミさんの激怒ネタです。(夏の風物詩) 結局セミの羽化は見られませんでした。
上の写真はロープに止まった「ノシメトンボ」でしょうか? 次女は捕まえてと言っていましたが、年々衰える反射神経と動体視力のためか、羽に触ることすらできませんでした。(笑) でもしかし、我が家ではクロスジギンヤンマのヤゴが順調に成長しています。子供たちには羽化を見せたいなぁ...
メダカの卵観察日記ですが、早くも挫折です。卵は水を多めに入れた撮影用の蒸発皿に入れてありましたが、帰宅後に見ると水分が完全に蒸発していました。(蒸発皿だからって、こんなに水が減らなくても...) また折を見て観察用の卵を取り分けようと思いますが、写真の撮影方法も含め少し方法を検討しないといといけません。
しかし日中の室温って何度まで上がっているのでしょうか。秋月電子で買ったデータロガーのキットを組んであるので、水槽や室温の変化も調べてみようと思います。
ポケモンの映画を見たいという長女と次女を映画館に放り込んだ後、終了までの二時間を使って池袋の森に立ち寄りました。園内を散策していると、ログハウス前の路上で大きなヒキガエルが歩いています。
とりあえず園内から出なければ危険は無さそうということで、邪魔をしないように後を付けてみました。時系列に並べると、以下のように行動しています。
13:36 : ログハウスのドア前(発見時)
13:40 : ログハウス管理人室側生垣の下
13:47 : トイレ手前
13:50 : トイレドアの前
13:52 : 浴場手前の生垣下(時間切れ)
てっきりヒキガエルは池袋の森北側の土手にあるカエル穴からトンボ池を経由して巡回するのだと思っていましたが、今日見た個体はログハウス前を経由していました。彼らの行動パターンは自然観察ネタとしては結構面白く、とても興味を引かれるテーマです。
そろそろメダカの採卵も軌道に乗り余裕も出てきたので、メダカ発生の様子を観察日記風に公開します。被写体は上の写真のように蒸発皿に取り分けたメダカの卵。採卵後に一度メチレンブルー水溶液に浸しました。観察しない卵は、7/16に書いたエントリーのように、個別にチャック袋に保存しています。
卵は今朝メダカのお腹から直接取り分けたもの。直径は約1.5mmです。産卵推定時刻は6:00頃、採取時刻は9:00でした。先週から長女と早い者勝ちで卵を確保していますが、いつも三四匹から30個以上の卵を採取しています。
上の写真は産卵後10時間が経過した卵の様子です。撮影はファーブルフォト+FinePix F10、照明はビルトインのLEDに加えLEDライトで片側から強烈に照らしています。やはり反射光では透明なメダカの卵を綺麗に撮影するのはなかなか難しく、PhotoShop で見やすく加工せざるを得ませんでした。そのうち透過光源を用意して、うまく撮影できるか試してみようかな。
この時期になり、メダカのお腹に卵が付いているのを見かけるようになりました。ご存知かもしれませんが、メダカは自分の産んだ卵や孵ったばかりの稚魚と食べ物として認識してしまいます。小さい水槽の中では、卵や稚魚はたちどころに親メダカに見つかり、大抵は食べ尽くされてしまいます。
若干痛む心でメダカを眺めていたところ、先日長女が夏休みの宿題でメダカの卵を観察したいと言い始めました。自分の興味も手伝って、長女に先行してメダカの卵を世話してみることにしました。
去年と同じくメダカの卵はこちらのサイトを参考に隔離・保育しています。採卵の方法は、こちらのサイトを参考にしました。
最初の卵を隔離したのは 7/9。それから、ほぼ毎日、一回約20個前後の卵を採取しました。既に7/11採卵分まで孵化しており、隔離水槽の中を我が物顔で泳いでいます。
こちらは某所から分けてもらった孵化直後の黒メダカです。体にはしっかり黒ブチが見られます。カメラの設置状態が悪く、若干周囲がケラれ気味なのはご勘弁。
一方緋メダカの稚魚はこんな外見です。ファーブルフォトのライトでは若干暗いので、LEDライトの光を当ててみました。黒い色素は無く、大きな卵黄のまわりには血管が走っています。この程度の倍率でも、血流の動きは十分に観察できます。おかげで、リングライトが欲しくなってきました。(笑)
先日某所から分けてもらった黒メダカの卵ですが、孵ったはずの稚魚が見当たりません。注意深く水槽の中を観察すると、小さなヤゴを発見しました。おそらく、メダカ達は彼に食べられてしまったのでしょう。ヤゴ発見時の体長は5〜6mm程度。メダカの卵の付いていた藻に紛れ込んでいたのだと思いますが、全く油断も隙もありません。
残った黒メダカは、ある程度成長した4匹のみ。このままでは、その連中も危なそうです。ヤゴは隔離する必要がありますが、お別れの前にじっくりと観察することにしました。
被写体は上の写真のように蒸発皿に入ってもらいました。器の直径は約50mmです。
撮影は先日買ったファーブルフォトを使います。昨日加工をアウトソーシングしていたデジスコアダプタが上がってきました。話を聞くとエンドミルで加工をしたとか。さすが仕上がりは美しく、内側の面取り加工も完璧です。しかし実際に使おうとすると、思わぬ落とし穴が...
実はTSN-DA1の追加工寸法5mmとしましたが、その寸法では固定ねじがファーブルフォトのデジカメマウント部段付き部に丁度かかってしまうのです。そのまま固定ねじを締め上げるとデジカメアダプタ全体が傾き、光軸合わせが困難になってしまいます。いやはや簡単に考え過ぎて、思わぬ落とし穴にはまってしまいました。今後暇を見つけて、最適寸法をノギス片手に検討しようかと思います。
ちなみに検討不足をアウトソーシング先へ連絡した後、返信で送られてきたメッセージにはこんな動画へのリンクが貼られていました。(^^;
何はともあれ、デジスコアダプタを無理やりファーブルフォトに取り付け、被写体をセットします。20倍に拡大すると、このサイズのヤゴはほぼ視野一杯になりました。シャッタータイムラグが少ないというFinePix F10でも、このように動く被写体を撮影するのは結構苦労します。ヤゴが動かないよう、蒸発皿の水はかなり減らしてあります。
撮影完了後、ヤゴは屋外ビオトープに入ってもらいました。水面に浮いているホテイソウは、しばらく室内の水槽に浮かべておいたものです。根にはメダカが沢山卵を産みつけていましたから、しばらくすればヤゴは食料に困らなくなるでしょう。(卵が孵るまでの間は飢えるかも?)
昨日買ったファーブルフォトですが、私の持っているFinePix F10を使うために何が必要なのかWeb情報を読み漁るだけではピンと来なかったので、池袋駅近くのカメラ屋でオプション類の実物を見てみることにしました。この顕微鏡はデジカメマウントがフィールドスコープと互換性があることはわかっていたので、デジスコのコーナーでアダプターを探せば良さそうです。結局カタログ情報と実物から、KOWAから出ている以下のオプションを購入することにしました。
- デジタルカメラアダプター TSN-DA1
- ユニバーサル カメラアダプター TSN-DA4
- レリーズステー/照準キット DA4-RS
F10に装着すると、次の写真のようになります。
一見うまく装着されているようですが、不具合が二点ありました。元々これらオプション類はF10にも、ファーブルフォトにも対応を謳っている訳ではないので仕方が無いのでしょう。
- デジカメマウント固定ネジのかかりが浅い
ファーブルフォトのデジカメマウント部がDA1を使うには若干短いようです。
- カメラアダプターのデジカメマウント位置が手前過ぎる
ユニバーサルカメラアダプタには奥行き方向は4箇所の位置設定が可能ですが、その一番奥でもF10では画像がケラれてしまいます。ズームを使うことで解消可能。ただし低倍率は使えなくなります。
結局どちらも同根なので、DA1を5mm程度短くすることにしました。さすがにドレメルで削るというのは有り得ないので、この加工はアウトソーシングしています。
上の写真は、このアダプター類を装着して撮影したアオウキクサです。肉眼で見ると大したことはありませんが、拡大すると透明感があって綺麗な緑色でした。ファーブルフォト、会社でも買ってくれないかな...
小学校プールのヤゴ救出作戦2006で捕獲したヤゴ連中ですが、もう一人の参加者が持ち帰ったヤゴは結局その小学校にある田んぼに放したそうです。本日、交通安全指導の合間に、その田んぼの水面をじっと眺めていたらヤゴの姿を確認できました。
一方我が家に来たヤゴですが、某所のヤゴ放流イベントで持ち帰ったヤンマのヤゴを同じ水槽へ投入したところ、プールから保護した小柄な赤トンボやシオカラトンボのヤゴはヤンマの餌になってしまいました。そのヤンマのヤゴもかなり成長した時点で死んでしまい、結局ヤゴの羽化は目にすることができませんでした。
また、聞くところによると、池袋の森に放したヤゴは続々と羽化しているそうです。ちょっと一安心でしょうか。
上の写真は、放流前に私の手の上でうろたえるヤンマのヤゴです。今日の昼休み時間、某所でヤゴの放流イベントがあるというので顔を出してきました。どうせ人は少ないだろうと高を括っていましたが、いざ会場に到着してみると結構な人出。赤トンボやシオカラトンボのヤゴに加え、別の容器には小学校プールのヤゴ救出ではお目にかかれなかった、ヤンマのヤゴも見ることができました。
これは別に持ち帰ってきたヤンマのヤゴです。(希望者は持って帰ることもできるんですよ) ペットボトルには池の水を入れ事務所机の上に置いておきましたが、今日の帰宅時間は色々あって10時過ぎに。帰り際にペットボトルを覗いてみると、ヤゴはピクリとも動きません。ところが、帰宅後再度中を見るとヤゴが手足を必死に動かしていました。通勤でエアレーションが効いたのかもしれません。自宅のヤゴ水槽に投入したところ、あっという間に泥の中に潜ってしまいました。
先日長女が通う小学校の教頭先生から連絡があり、プール清掃の日を教えて頂きました。保護者有志によって清掃前にプールの水棲生物を保護しようというのが、その目的です。今年は準備期間が無く、大人二名、小学生三名によるお試し実施となりました。
上の写真は、その小学校プール。既に水が抜かれて、一番浅い部分は幅約3mで底が見えています。一番深いところで水深約40cmでしょうか。
乾いたプールの隅をよく見ると、何やら黒い点々が蠢いていました。近づいて見ると、どうやら今年上陸したヒキガエルのようです。早速彼らも回収することにしました。
回収したヒキガエルのオタマジャクシ連中は総勢約100匹ぐらいでしょうか? 池袋の森から保護し、この小学校に預けたオタマジャクシは残念ながら全滅してしまいましたが、代わりに彼らを引き取ることにしました。早速壁によじ登ったり、相当なモチベーションです。
こちらは同じく保護したヤゴ連中です。大小合わせて約百数十匹程度と思われますが、未経験者にしては満足できる成果でした。
とりあえず我が家では10匹を引き取り、家では4匹を継続飼育トライ。残りは池袋の森にある、管理人室前のヤゴ隔離水槽へ移送しました。池袋の森へ持っていったヤゴを日本トンボ学会の白石さんに鑑定して頂いたところ、赤とんぼ属の何か(ヤゴの段階では判定困難とのこと)、シオカラトンボ、ショウジョウトンボの三種がいるそうです。白石さんには丁寧な資料まで頂き、この場をお借りして改めてお礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
最近の気温上昇に伴い、二週間前に立ち上げた海水水槽の水温が危険域に達しつつあります。このままでは全滅が見えているので、そろそろ採取地のお台場へ海の生き物連中を帰すことにしました。
それにしても海水水槽は変化があって面白いと思いました。ご参考に何枚か写真を掲載します。
まずは水槽立ち上げ直後の様子。カキの表面に直径5mm程度のイソギンチャクが二個付着していました。カニの甲羅にもイソギンチャクが付いていますが、これは水槽中をあちこち移動していました。
上の写真はヤドカリ兄弟です。いつも牡蠣の表面を掃除していました。
こちらは水槽に玉砂利を放り込んでしばらくしてから発見したゴカイ(?)です。最初は全く気がつかなかったので、貝殻か牡蠣殻の隙間に潜り込んでいたのかもしれません。玉砂利の隙間を住処にしていました。
写真撮影後、ゴカイを水槽に戻した瞬間カニが飛びついて食べてしまいました。やっぱり弱肉強食は野生の掟。ゴカイさん、ごめんなさいです。
池袋の森で駆除したドジョウを引き取ってきました。体長約20cm。初めて見る大きさです。これって蒲焼何人前?
帰宅後プラケ水槽にフィルタを入れようとしたら大暴れ。水槽から飛び出しこそしませんでしたが、辺りは水浸しになりました。明日は長女の通う小学校に移植予定です。ヤレヤレ...
お台場ビーチで子供達が捕まえた生き物ですが、アサリを筆頭に牡蠣や蟹、ヤドカリと正体不明の魚一匹と凄まじい顔ぶれになっていました。大人連中は放流を強く勧めたのですが、浜辺で見ず知らずの大人に「モッタイナイから持って帰りなさい」と言われたらしく、これ幸いとばかりに連れ帰ると言って聞きません。
とりあえず海水の元はヤマトヌマエビのゾエア飼育で手持ちがあるので、やっつけで海水水槽を準備してみました。真面目に海水水槽を立ち上げるのは大変なのですが、持って帰ってきた海水がかなり汚れていたこともあり、いきなり生体を投入しています。
しばらく観察していると蟹は殻の割れたアサリを摘んでいるし、アサリは入出水管を伸ばしてリラックス。牡蠣も、殻を開閉して呼吸を始めました。牡蠣には小さなイソギンチャクも付いているし、なかなか面白い...
上の写真の彼は、色々と調べて見ましたが正体がわかりません。ハゼの一種かウナギ? もうちょっと調査が必要です。
上陸用のアクアテラリウムへ移したアカガエルは既に15匹以上になりました。そろそろ過密が気になり、エサも自然発生したトビムシだけでは不安なので、再び数匹を残して池袋の森へ帰すことにしました。上の写真は管理人室前に置いた返却用のプラケース水槽です。アクアテラリウムでも数匹が溺死していることから、乾燥防止のマツモを入れ、水は極端に浅くしています。
家のオタマジャクシ水槽には、まだ足の生えないアカガエルが二匹。他のオタマジャクシが既に上陸していることを考えれば、極端に成長の遅い個体です。また、ヒキガエルのオタマジャクシも子供たちの話によると、一匹前足が生えました。これは写真を撮る前に上陸水槽へ移されてしまったので、実物は未確認です。
生餌の調達ですが、ショウジョウバエの捕獲はうまくいっていません。失敗は想定していたので、同時にコウロギの初令幼虫を「みとコオロギ」から購入しました。とりあえず上陸したアカガエルはコオロギをうまく食べているようですが、やはり相手が小さいだけに生餌の管理は大変そうです。
上陸寸前のアカガエルオタマジャクシは、とりあえず二匹だけ手元に残してあります。上陸する様子を観察するため、やっつけでテラリウムを仕立ててみました。プラケース水槽に大き目の玉砂利を入れ、上の写真左側を陸地にしてあります。陸地の中にはエアリフト式のブリーディングフィルタを埋め、擬似底面ろ過(?)にしました。
陸地部分にはメイン水槽に入れてあったウイローモスマットを敷き、そこにフィルタの排水がかかるようにしてあります。また、右側の水中部分にはマツモを入れ、アオウキクサ(笑)とヒメボタンウキクサを投入しました。
生餌の準備はまだ完了していません。水槽中のウキクサにはトビムシが付いていますが、数が少ないのでショウジョウバエを準備する予定です。
今週、メイン水槽のオタマジャクシは、あっという間に変態が進みました。上陸させないままでは溺れてしまいますので、本日池袋の森へ帰すことにします。ヒキガエルのオタマジャクシは、まだ後足も生えていません。まだまだ、観察を続けられそうです。
何はともあれ午前中に池袋の森へ。公園の管理人さんにお願いして、オタマジャクシ回収ボックスを出してもらいました。既に上陸する気満々のオタマジャクシのために、管理人さんに出してもらったネット入りの玉石(これいいですね)と、家から適当に持ってきた水草を放り込んであります。アカガエルのオタマジャクシ半分以上は、まだ家の無加温水槽で成長中です。こちらは、ようやく後足が生えました。
上の写真は池袋の森から引き取ったアカガエルのオタマジャクシ。ヒーターの入っている加温水槽では、三週間目にして手が生え始めました。生餌が必要となったら、そろそろお別れです。
不思議なのは手足の生える順番です。足は左右同時ですが、手は左が先に出てきました。オタマジャクシの手は体内で形成され、左は噴水孔から出てくるそうです。
詳細はこちらのサイトを参照してもらうとして、池袋の森 STO2006の里子オタマジャクシを引き取ってきました。
いやはや、引き取ったオタマジャクシは想像していたより随分と大柄です。最初は水槽の中で神妙にしていましたが、花見から帰った数時間後、水槽内を縦横無尽に泳ぎ回っていました。よく見ると意外と目付きが悪い... この親(ヒキガエルアカガエル)にして、このオタマジャクシありでしょうか。
最初に与える餌は植物性とのことなので、今日のところはプレコタブレットを与えています。鈍いようで、意外と貪欲なヒキガエルアカガエルのオタマジャクシ... 意外と私の好みかも。(子供そっちのけ)
先日より実験的に立ち上げていたメダカ水槽のライブカメラ"Medacam"ですが、本日より連続運用を始めることにしました。当初は自分のPCを間借りして稼動させようとしたのですが、安定運用のため専用PCを立ち上げました。システム構成は以下です。
- IBM NetVista A40 (20G HDD/384M RAM)
秋葉の中古PC屋でキーボード/マウス付き\5000-でした。CPUはCeleron 533MHz ですが、この手の用途には十分です。専用モニタは接続せず、VNCでメインPCからメンテしています。
- USB VGA Camera
秋月電子で売っているものを使っています。画質は値段相応? メダカのように動きの早い被写体は苦手のようです。
ライブカムのソフトはこちらを使用しています。夜間は真っ暗になってしまうので、赤外線投光機が欲しいところです。
先日全滅したヤマトヌマエビの子供達ですが、メイン水槽のメスエビは次々と抱卵し、ゾエアを放出しています。何とか育てたいと思い、色々と試行錯誤するうちにゾエアが育つ環境に調整できました。上の写真は5mm程度に育ち、着底寸前まで育った稚エビ。
育成環境は4リットル水槽に汽水。ブリーディングフィルタを入れ、メイン水槽からトリミングしたウイローモスを入れてあります。今回、海草サプリメントは二錠だけ入れました。
また、光源は秋月の冷陰極管バックライト。24H照明を当てています。安定感はいまいちですが、走光性のあるゾエアをデトライタス(底に沈んだ汚泥等)に誘導するため底面光源にしています。今後まともに育つか不明ですが、無給餌と足し水だけで順調に成長しているようでした。
先々月から育てた、ヤマトヌマエビのゾエアは全滅しました。メイン水槽に戻したヤマトの母達は、早速再抱卵。こんなこともあろうかと数週間光を当て続けたコケだらけになった汽水水槽が役に立ちそうです。
先週末からヤマトの母達を隔離。一昨日からはゾエアの放出が始まりました。スポイトでちまちまとコケだらけの汽水水槽へ移しています。
ちなみにこのプラケース水槽は\100-ショップで買ったもの。照明は秋月電子の面発光冷陰極管バックライトセットを使っています。これはぴったりサイズ。
ヤマトヌマエビの母親達を隔離する水槽を立ち上げたところ、壁面に怪しげな生物が現れました。全長約3mm以下、なかなか素早い動きをします。上はその捕獲写真。色々調べるとプラナリアかヒルのようです。水槽に入れた水やモスは全て数ヶ月使い続けたメイン水槽から分けたもので、進入ルートは全く謎です。とりあえずモスを活着させたタイルに大勢隠れているようなので、効果があると言われている飽和食塩水で洗浄することにしました。私はイモムシや毛虫は大の苦手なので、この手の生物はご遠慮願いたいです。
こちらはザリガニのろ過水槽で増殖中のミジンコ。色々調べると、カイミジンコのようです。ザリガニはプランクトンを食べないので、天敵のいないこの世の春を謳歌しています。
ヤマトの母親は結局三匹隔離。内一匹は脱卵したのでメインの水槽へ戻しました。上の写真は残ったヤマトの母親です。色々なWeb情報を見ると隔離直後の脱卵がよくあるようですが、彼女達はマイペースを維持しています。メインの水槽では別の一匹が抱卵中。しばらくはゾエア君達を吸い取る日々が続きそうです。
上の写真は汽水水槽へ隔離したゾエア君達。誕生後既に5日が経過していますが、全く数が減っている気配がありません。相当数が減ることを覚悟していたのですが、何とか維持できているようです。
色々なWeb情報を見る限り、ゾエアの餌は悩ましいです。あまり他人と同じことをやっても面白くないので、簡単かつ安価な粉末海草のサプリメントを使ってみました。(百円ショップで購入) 現在ゾエア水槽の水はウイローモスを入れた70%汽水。ゾエア投入後に上記のサプリメントを加えました。水は最初の抱卵を確認した一ヶ月ほど前からペットボトル中で照明を当てながらエアレーションを続けたものです。換水は二日に一度ですが、もっと頻度を減らしてもいいのかもしれません。
カミさんはシステムアナリストの試験で一日不在です。私は乳児の世話を当てにされていないので、三女は保育園へ預けることになりました。長女と次女は外遊び志向ですが、天候は悪く公園には行けそうにありません。
家の中で子供達を長居させると、部屋が荒れて収拾が付かなくなるのは目に見えていました。こんな時、アトラクションやレストランがコンパクトにまとまっているサンシャインシティは便利です。あまり深く考えず、最近水槽ネタに凝っていることもあり子供を水族館へ連れ出すことにしました。
とりあえず入り口付近のイワシ回遊水槽。「今度食べてみる?」と子供達に尋ねたら、スタコラと逃げられてしまいました。私の知覚では目刺しがダブって見えます。
特別展示の「巨大生物」第4弾ニュウドウイカです。普通は食用にしないこのイカを特別にスルメに加工し展示していました。
唐突にコバンザメ。宿主からはぐれたのか、水槽の壁面をうろちょろしていました。
東京湾お台場でよく見かけるミズクラゲです。同じ並びにクリオネの低温水槽がありましたが、水槽の結露が激しく写真は撮れませんでした。次女は「クリオネって頭に大きな口があって食べるんだよね〜♪」と得意そうに話していましたが、元ネタはお気に入りの「ふしぎ星の☆ふたご姫」第20話のようです。(子供用録画を再確認しました)
外では小雨の降る中、寒そうなペンギン達。(全然気にしていない?)
天候不良で諦めていたアシカのショーもやっていました。アシカが計算をする芸もやっていましたが、子供達がそのタネを見抜けるのはいつの日でしょうか。今日のところは本当に計算ができていると思っているようです。(笑)
水草も同居しているメダカ水槽ですが、その育成技術向上の一環でCO2添加に挑戦してみました。ランニングコストと身近な部品のDIYで作成できる発酵式ですが、あっさりと完成。CO2の拡散にはサンダーのウッドストーンを付けましたが、ドライイーストを投入後、数分で細かい泡が細く立ち昇り始めました。
現在の水槽内には左手にガボンバ、右手にアンブリア、中央には流木に活着させたミクロソリウム、前景にはウイローモスを配置しています。いずれもCO2添加は不要なものばかりですが、悪さが無いので良しとしています。(アンブリアについてはCO2添加すると間延びして成長してしまうとの話もありますが...)
ザリガニはよく水槽から脱走すると言われます。昨晩濾過水槽へ移し替えたザリガニ連中ですが、親ザリガニ一匹、子ザリガニ二匹が朝方行方不明になっていました。事前に脱走しようという様子を観察し、これなら大丈夫と何の対策もしなかったのが裏目に出たようです。
まず親ザリガニですが、フローリングの上をいい調子で散歩していました。長女はザリガニは体が乾くと5分しか生きられないと言っていましたが、実際はもっとしぶといようです。脱出ルートは不明ですが、水槽フタのライトを取り付けていた穴(30×45mm)経由と思われます。体長約15cmの立派なアメリカザリガニなのですが、どうやって穴を抜けたか全くわかりません。発見時は恥ずかしながら埃まみれでしたが、これに懲りたのか水槽に戻すとすっかり引きこもりになってしまいました。
また、池袋の森で譲ってもらった子ザリガニですが、早速2/4匹が脱走。一匹は行方不明、もう一匹は玄関前のフローリングで干からびていました。脱走ルートはエアレーションのチューブ経由と思います。朝方水槽内をよく見ると、チューブの吸盤が一ヶ所外れていました。体長3cmなのに恐るべき行動力です。残る一匹は行方不明ですが、子供達は既に断念モード。私は嗅覚を総動員して引き続き探索中です。
先週に引き続き池袋の森へ行ってきました。猫と遊びたいと、長女と次女にせがまれたのが理由です。昼頃に現地へ到着すると、門番猫連中は不在。本来猫は夜行性なので、彼らの集会は夕方頃なのかもしれません。(前回は4時過ぎ)
そろそろ朝晩は涼しくなり秋の気配を感じます。園内ではシオカラトンボがトンボ池に卵を産み付けていました。
子供が「変なのがいる?!」と騒いでいた管理小屋横の水槽です。これはヤゴなのですが、都心の子供はヤゴの実物を見る機会は本当に少なそうですね。頭だけはしっかりトンボのままです。
上の写真は園内で捕まえたアキアカネ。トンボの眼前で指先をぐるぐる回し、相手が気を取られている隙に翼を掴みます。長女と次女に持たせた後、放してやりました。
園内の片隅で弱っていたアブラゼミです。もう夏も終わりですね。
園内の管理小屋にはトンボ池から駆除したザリガニをプラケースに入れて隔離しています。次女にせがまれたので、四匹を管理人さんから分けてもらいました。入れ物はペットボトル。まだ稚ザリガニなので、ペットボトルの口も余裕で通ります。また家の中に生き物が増えてしまいました。ヤレヤレ...
親のいる水槽から取り分けたメダカの卵達ですが、今朝方孵化しました。子供達と水槽をよく調べてみると、少なくとも6匹が水面近くを泳いでいます。(濾過の水量は絞ってあるので、水面には油膜が写っています) しばらく水槽には水草しか入れていなかったので、いい調子でミジンコが発生していました。しばらく観察していると孵化したばかりのメダカは、俊敏な動きで何やら追い回しているようです。
実は親メダカは雌2匹を残して全て☆になってしまいました。最近の高温による酸素不足が原因と思いますが、子メダカ達は何とかうちの環境に慣れて欲しいものです。卵の観察をして孵化が近いことは知っていたので、数日前から日中も水槽のある部屋の冷房を軽く入れっぱなしにすることにしました。
また、この夏を無事に乗り切るため、エアレーション用のストーンも買い足しました。もちろんメダカは強い水流には弱いので、細かい泡が出るストーンで弱めの流量にしています。まだまだ孵化していない卵は十個近くあるはずなので、子メダカ水槽の混雑が心配です。まるで東京近郊の保育園事情と同じでしょうか。
そう言えば、これらのメダカ水槽、子メダカのいる水槽は「保育園」、親メダカの水槽は「会社」と子供達は呼んでいます。最近は家族の寝静まった後、深夜残業中のヤマトヌマエビとメダカを眺めながら水割りを飲むようになりました。(笑)
先週、メダカの女子校を共学化するために買い足したメダカ達ですが、同数のメダカ達が一週間の間に☆になりました。慎重に水合わせをしたつもりでしたが、古株も新入もランダムに☆になり、結局我が家の家族構成と同じ、野郎一匹に、女子(年齢ばらばら)四匹で安定しています。オカルト的な考察も可能ですが、これ以上メダカ達を買ってくるのはやめました。
また、水が安定するまで移動を見合わせていたヤマトヌマエビ達(ヤマトの諸君)ですが、メダカ達の去った最初の水槽の中で揃って☆になっていました。原因は消費者不在の水槽に投入された餌による、水質悪化と考えています。餌は入れるなと子供達にきちんと指示すべきでしたが、こんな閉環境でも異生物同士依存し合っているんだなと、ちょっと驚いてしまいます。☆になったメダカとエビ達は、次女の通う幼稚園にある大イチョウの根元に埋葬されました。
それはさて置いて、今はメダカの繁殖シーズンのようです。水槽を新しくしてから、毎朝抱卵している雌を見かけます。水はばっちり繁殖に適した温度になっていました。写真はミクロソリウムの根に産み付けられた卵です。
先日週末を費やしてセットアップしたメダカ水槽ですが、最初の二日で小ぶりなオスが☆になりました。準備に抜かりはないし、生き物だから死ぬこともあるだろうと長女を慰めているうちに、水草の間に数十個の卵が産み付けられているのを見つけました。いやはや生命とは逞しいものですが、よく調べると、全部未受精卵のようです。メダカの卵は正常であれば透明になるそうですが、水槽の中の卵は全部白くなっていました。
ここで小学校で生き物係をしている長女に、現時点でのオスメス比を尋ねたところ、オスが1匹しかいないそうです。残り4匹は全部メス。これは我が家の家族構成(野郎は私だけ)なので、心が痛みました。このままアンバランスな男女比のままだと、遅からず残る一匹のオスも先が長くないような気がします。女子が多い私の中学時代を思い出し、身震いがしました。(笑)
思い立ったが吉日、水槽を倍の大きさに新調しメダカのオス5匹、メス2匹を追加調達してきました。これで男女比は50/50、めでたく女子校が共学になりました。私は中学の部活でウニの発生を観察しましたが、メダカの受精卵発生は小学校五年生の学習課題だそうです。衝動的にUSBマイクロスコープを買ってしまうかも。